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岩稜は、対峙してみると登れるかどうか不安になるが、実際に取りついてみると、それほど険しくなく、必ず印の付いたしっかりした登路があるので慌てず、落ち着いて行動すれば安全に通過できます。 歩き方は普段の登山道や雪渓登下降と同様に、靴底を平らに置き、身体の重心が常に足裏に抜けるようにします。足首を曲げ傾斜のある岩場で直立しても転ばないような体勢がとれれば大丈夫です。なお岩場や岩稜には、その前後に必ずガレ場が出てきます。ガレ場は岩屑や岩石の堆積なので安定した岩石かどうかしっかり確かめて、不安定なものは避け、体重移動はリズミカルに素早くすること。 それと同時に、落石を起こさないよう踏みしめて行動することが大切で、とくに稜線の場合、ほんの小さな石を落としても大事になります。連鎖して大落石になるからです。落としたら大声で下方に向かって落石を知らせること、知らんふりは罪作り、絶対に守らねばならないマナーです。
岩場を登下降中の姿勢については、できるだけ身体を岩から離して、足元がよく見える体勢をとること。そうすれば体重も鉛直にかかり安定性が増します。この基本的動作を忘れないことです。
●登り方
傾斜が険しい岩場で安全な登り方は、4つの手足の一つが動いて、他の3点はしっかり身体を確保しているという形です。これが3点支持という岩登り技術の基本です。ここで大切なことは、常に足にすべての体重がかかっているということで、手に異常な力がかかる手登りは非常に危険です。手のホールド一ヶ所をつかんだら足が3,4歩運べるくらい少しずつ登る方が安定性があってよいでしょう。 |
●下り方
まず座り込むように下が見える姿勢で、ホールドはなるべく腰のあたりにとり、しっかりつかんでから足場を定め確実に一歩を下ろす。動作は登りの逆です。少しの段差でも飛び降りるのは危険です。鎖場や梯子もこの要領と同じ3点支持で。1本の鎖に何人も数珠つながりにならないよう、ひとりずつ行動すること。 |
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| 【文部科学省登山研修所】HPを参照 |
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