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1. クライミングの種類
一言で「クライミング」といっても「スポーツクライミング」や「アイスクライミング」、「アルパインクライミング」など、様々なスタイルがあります。

「クライミング」をしない人にとっては、高度な技術が必要で常に危険と隣り合わせというイメージがあるかもしれません。
使用するギアの種類も非常に多いうえに、見ただけでは何のために使用する道具なのかさえ、わからないこともあります。しかし、自分のスタイルをはっきりさせ、ギアの使い方や知識を頭に入れてしまえば、「クライミング」を安全に楽しむことができます。
2. クライミング用具
◆クライミングシューズ
ソールは摩擦率が高く、スリップしにくいフラットなゴムになっており、小さな突起にも足を乗せることが出来ます。この専用シューズでないと高難度のルートは登れません。歩く為のものではないので、普通の靴の感覚では選ばず、ある程度きついと感じるサイズを選ぶ方がよいでしょう。

◆ハーネス

ウエストベルトとレッグループのある安全ベルトのことです。メーカーによって多少サイズ表示が異なります。実際に身に付けて体にフィットするものを選びましょう。ウエストベルトの折り返しが8cm以上あることと、レッグループがあまりきつ過ぎないことがサイズ選びの目安です。
ハーネスは消耗品です。ロープを結ぶ部分やビレイループの磨耗をチェックして、必要に応じて新しいものに換えましょう。


◆カラビナ/クイックドロー(ヌンチャク)
バネによる開閉部分(ゲート)のついた金属の輪のことをカラビナといい、2個のカラビナを短いスリングでつないだものを日本ではヌンチャクとよんでいます。リードする時に必要なヌンチャク用のカラビナにはゲートがストレートのものとベントのもの、また終了点や確保/下降用にはゲートをロック出来る安全環付きカラビナなどいろいろと種類があります。用途に応じて正しく使い分けて下さい。
カラビナ 安全環付きカラビナ クイックドロー
(ヌンチャク)

◆チョーク
滑り止めに使う炭酸マグネシウムの粉のことで、チョークバッグに入れて腰の後ろに付け、登りはじめや登っている途中に手に付けます。インドアで使用する場合は特に、詰め替え可能なチョークボールに粉を入れ、そのボールをチョークバッグに入れるようにしましょう。

◆ロープ

フリークライミングでは基本的に太さ10mmから11mmのナイロン製のダイナミックロープを使用します。初心者のトップロープが中心であれば11mmがよいでしょう。長さは、40mから60mまで一般に市販されていますが、どのようなルートで使うことが多いかを考え、最適な長さを選びましょう。人工壁でルートの長さがわかっている場合はあらかじめカットして構いませんが、8の字結びとビレイ側の抜け防止を考慮して適当な長さに切るようにして下さい。また、ロープがほつれてこないように、末端にテープを巻き、切り口をあぶるなどして固めておく方がよいでしょう。
ロープの消耗度には常に細心の注意を払って下さい。手で触った時にフワフワになっていたり、形が偏平になっていたりしている部分があればもう寿命です。表皮がすり切れ、芯が見えてきたものは迷わず破棄します。何回使用したかではなく、どんな使い方をしたかで消耗の度合いは変わってきます。たとえ1回しか使っていなくても破棄の対象になるロープもあるのです。

ロープの結び方

◆確保器/下降器
エイト環、ATC、グリグリが代表的な確保/下降器具です。エイト環とATCはどちらもロープをダブルで使えますが、グリグリだけは太さ10mm〜11mmのシングルロープのみ使用可能です。それぞれに特性がありますが、シートベルトのようなロック機能を持つグリグリが、特にトップロープクライミングにおいて安全面での利点が大きいという理由で注目されています。それぞれの器具の特徴(弱点も含めて)を理解し、説明書に従って正しく使用して下さい。
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